右手を使いすぎのようで、ろくに手の動かせないこの2日。
右の指を動かさないという事は、何も出来ないようなもんだ。
なんだなんだと思っていたら、何の事ない腱鞘炎というやつでした。
しかもなぜかアゴの右側に久しぶりに帯状疱疹。
人の弱みに付け込んで出てくるエイリアンみたいな奴ら。
あんなにしょっちゅう私を蝕んでいた君たち。久しぶりじゃないか。
負けないぞ。と思い。手も動かせないし諦めて寝ていました。。
この人たちには、薬を飲んで寝るのが一番有効的。
けれどもなんだって、折角後はやるだけだと意気込んだその頭から…。
…神様は酷い。
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昨日は全くテレビという気分では無かったので、本を読んでいました。
とても久しぶりに江國さんの本を。
長いこと読んでいなかったので一度に4冊も買って、2日で5冊読んでしまった。
…1冊は家にあった物ですが…。
本を買っていたのはたまたま、少し前で、
この酷い状況を予期していたかのようで怖い。
中学生の時図書室で初めて読んで、大好きになった作家さんです。
彼女が恋愛小説作家の分類に含まれる事を後々知って、ガッカリした。
恋愛という事柄に、酷く嫌悪感を持ち、
「恋愛小説なんか私は一生読んでなんかやるもんか」
と思っていた可愛そうな中学生だったものだから。
私が好きになった理由は、
なぜだか江國さんの作品を読むと安心したからでした。
中学生の私には理由なんか解らなかったけれど、
大人になって、久しぶりに読んでやっと解りました。
自分の物事の考え方感じ方、生きる心意気が、正にそれに近い。
悩んでいる事、思っていることがそこに書かれているのだもの…。
手に入れるとすぐ失うことを考え出すところ。
それが嫌であえて手に入れないでおいて後で後悔する所。
なんだか似た人ばかりが続々と登場してくる物語に
恐ろしいまでの親近感…そうして私は思うのです。
ああ、だいじょうぶだなぁ…と。私はだいじょうぶなんだわぁと。
…本当に大丈夫かどうかは別として。(笑)
---読んだものたち---
こうばしい日々/すみれの花の砂糖漬け/号泣する準備は出来ていた
ぬるい眠り/きらきらひかる